意地悪な彼氏
「じゃ、行こっか?」
柳君の合図で4人は荷物を持って特別寮へと歩き出した。
「今からクラス会あるんでしょ?行くよね?一緒に行こうよ。女の子だけだと危ないし。しかも二人とも可愛いしさ。」
「うん、いいよ!柳君、お世辞は良いよぉ。」
そんなこと良いながらも結衣はまんざらでもなさそうだ。
柳君と結衣が楽しそうに談笑している。けど、私はその会話に入りきれない。
その理由は、蓮光寺君がなぜか私を睨んできていて怖いのだ。
私、なんか悪いことしたかな?それとも、私邪魔?結衣と喋りたいみたいな?
「胡桃ちゃんもいいよね?」
「えっ?う、うん。」
突然、私に話をふられ驚いてしまった。
「じゃ、決定♪夜ご飯は毎日俺らの部屋に作りにきて!」
え?えぇえぇぇえ?なんか私変なことOKしてしまった…?
まあ、結衣が楽しそうだしいいか…。
「んじゃ、また後でね!30分後に俺ら迎え行くから!」
「はーい、またねー」