意地悪な彼氏




私たちは、それから3時間ほどカラオケやお喋りを楽しんだ。



全寮制っていじめとか多いって聞くしちょっと不安だったけどなんとか楽しくなりそう!



「そろそろ帰ろっか?みんな荷解きとかあるっしょ?」



中村君がそういうと、みんなそそくさと帰りの準備をし始めた。



中村君は、面白いだけじゃなく気遣いもできるみたい。これはモテるね。爽やかだし。



そして、私はみんなが頼んだジュースのグラスやお皿やゴミなどを片づけていた。



「胡桃ちゃん、エライねー。片付けるとか。」



私が、片付けをしていると、悠が話しかけてきた。



「そんなことないよー。私、片付けるのとか好きだしやりたいからやってるだけだもん。」



「ううん。エライよー。少なくともみんなと比べたらね。」



周りを見渡してみると、すでに少ししか人がいなかった。



「みんな、先に行ったっぽいよ。俺らも行こ?」



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