泡沫眼角-ウタカタメカド-


その思いを絶やすことなく迎えた運命の日。

あの場で吉野と香田を連れて奴を見つけたあの時。





『テメエっ、忘れたとは言わせねえぞ!』

『はっ! バカだな…たった三人で来るたぁよ』



気づけば二人は囲まれて別の場所に移動させられていて。


──マズイっ…!


『じゃあな──』





パァン!



一発の鐘で、オレの世界が消えた。




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