つよがり姫に振り回されて
そんなに手伝いたいのか?
そう思ってしまうほどだった。

「…あのさ、聞きたいことがあるんだけど」

「なんだ?」

「なんで、生徒会長をやろうと思ったんだ?」

ずっと気にはなっていた。
どんな目に遭っても、生徒会長を辞めなかった梨沙。
そこまでして、なんで生徒会長なんてやっているのか?

「なんだ、そんなことか。貴様には話したことなかったな」

「あっまぁ…」

「えっとな…あっ」

「んっ?」
< 123 / 332 >

この作品をシェア

pagetop