つよがり姫に振り回されて
「勝ち目があるようには全く見えなかった。でも、違った。彼女は…彼女は、腕章を付けていた。『生徒会長』って書かれた腕章をな。不良共も見つけたんだろう、一目散に逃げて行ったさ。生徒会長はそれを見届けて、カツアゲされてた生徒に財布を返したんだ」
「へぇ…」
「まだ話しは終わってないぞ。…でな、その生徒も見届けると、一言言ったんだ。『怖かったでしょ?』って。私がいる方に向かってそう言ったんだ。私はびっくりして立ち上がった」
「へぇ…」
「まだ話しは終わってないぞ。…でな、その生徒も見届けると、一言言ったんだ。『怖かったでしょ?』って。私がいる方に向かってそう言ったんだ。私はびっくりして立ち上がった」