つよがり姫に振り回されて
「…お前、そういう趣味があったんだな」

「…!?」

突然話しかけられたと思ったら、園田だった。

「おっお前帰ったんじゃ!!///」

「帰ってないよ。これの手伝いあるし」

「はぁ!?お前出ないって」

「言ったよ。けどさ、梨沙ちゃんが来てほしいっていうからさ。これは行くしかないなって」

親指を立て、ウィンクしながら言った。
俺はイラッとして園田にデコピンした。

「乱暴だなぁ、執事君のくせに(笑)」

「うっせ」

「あれあれ?言葉遣いが乱暴だよ?」

おちょくるようにいう。

「わかったよ。わかったから、俺の近くにいないでくれ。殴りたくなるから」

「はいはい(笑)」

「…何してらっしゃるんですか?仕事サボって」

「りっ梨沙」

「あっ梨沙ちゃん!ほんとにメイド服着てる。似合うよ」

「お褒めいただきありがとうございます。申し訳ないのですが、そこの執事を借りてよろしいでしょうか?」

「全然構わないよ」

「ありがとうございます。…ちょっと」

俺は梨沙に連れられ別室へ。
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