つよがり姫に振り回されて
話しかけたと同時に梨沙の腕をつかんだ。

Σビクッ「なっなんだ」

驚く梨沙。
やっぱやめようかな…
いや、今日中に伝えるって決めたから。
じゃなきゃ永遠に伝えられないと思うから。

「ゆーじろー?」

「好きだ…」

「何?よく聞こえないぞ」

「…俺、梨沙の事好きだ」

「…?」

首をかしげている。
もしや…

「私も好きだぞ、ゆーじろーの事」

やっぱり…
鈍感にも程があるだろ。

「…そういうんじゃねぇよ」

「そういうんじゃないって、なにが?」

梨沙の鈍感さにイラつく俺。
今にも理性吹っ飛びそうなのに。

強引にでも梨沙がほしいって…
そう思うのを我慢してるのに…

「なぁ、ゆーじΣちゅっ
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