つよがり姫に振り回されて
「…貴様、本当に大丈夫なのか?」
「大丈夫だ。俺を誰だと思ってんの?これでも“最強”だったんだけど(笑)」
中学ではな(笑)
無駄に体は丈夫にできてるしな。
「私にはそうは見えないがな。さっきだって泣いてたし(笑)」
「そっそれは…っ///」
赤面する俺。
「まだ目が赤いぞ」
意地悪そうに笑いながら手鏡を渡してきた。
実際に見たらまだ赤かった。
「…うっせ///」
「貴様が泣くなんて珍しいこともあるんだな」
「へーへー」
「で、話は戻るが、明日本当に一人で平気なのか?」
「お前までそんな…」
「よし、わかった。明日私も手伝おう」
「…はぁ!?お前、俺の言ってる意味わかんないの?」
「わかっている。だが、心配だから私も手伝う。もうこれは誰が言おうが私は手伝うからな」
こうなると本当に誰が言っても無駄になる。
こっちが折れるしかない。