つよがり姫に振り回されて
「…おっ終わった!!」
やっと終わった。
2人だから時間はかかったけど、ほぼ時間内に終わらせることができた。
「なんか悪いな、ここまで手伝わせて」
申し訳ないと思ってしまうほど、梨沙はよく働いてくれた。
「何を言っている。私が手伝いたくて手伝ったんだ。貴様が謝る必要はない」
梨沙らしいな。
「フッ…言うと思った」
そう言って梨沙の頭をぽんぽんってした。
「遅くなったらあれだし、帰るか」
「あっあぁ…」
お互いに照れながら帰宅した。