つよがり姫に振り回されて
大慌てで入ってきた先輩たち。

「…だっ大丈夫です」

それにびっくりした俺ら。

「そうか…それならいいんだ。藤本が言うから慌ててきたんだけど、大丈夫そうね」

「ご心配おかけしました。生徒会が皆様に迷惑をかけてしまって…」

梨沙が深々と頭を下げる。

「頭上げてよ、会長。あなたたちは何も悪くないじゃない。むしろ生徒会の仕事をしただけでしょ?」

「でも「ねっ。…あっお化け屋敷!!2人のことで頭いっぱいで忘れてた」

「藤本1人じゃ無理だ」「藤本君、せっかちだから…」

「そうね。…じゃああたしらは戻るけど、2人はゆっくり休憩して夏祭り楽しんでちょうだい。学校護ってくれたご褒美ってことで。じゃあね」

先輩はそういうと、猛ダッシュで戻っていった。
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