つよがり姫に振り回されて
平穏…?
あの事件以来、学校に変な輩が来ることはなくなった。
それと…
「広瀬君、よかったらどうぞ」
「あっずるーい、私のもどうぞ!」
なぜか女が寄ってくるようになった。
「うわーお前すげーな。1週間くらい飯に困んなそう…(笑)」
「…かもな」
毎日のように大量の弁当が来る。
俺、そんなに食えねぇし…
「お前が言うと笑えないから…」
「笑い事じゃないし」
「でもこれどうすんの?」
「食うしか…ないんじゃん?」
食べた。
結構うまい…
だが、ここには5つの弁当がある。
こんなに食べれる自信はない…
「園田、お前も食え」
「いやいやいやいや!!これは広瀬のために「いいからっ」
無理やり放り込む。
「…うまいな。最近の女子はすごいな」
結局食べる園田。
二人で5人分の弁当を平らげた。
「広瀬、そろそろ断った方がいいぞ」
「…そうだな。これじゃ、体いくつあっても足りないな」
でもどうやって断ればいいんだ?
断るのってなんか面倒で…そしたらこうなったんだが(笑)