つよがり姫に振り回されて
「できたぞ」
「あぁ」
いつもの所にコーヒーを置いた。
「梨沙、本題なんだけど、昨日俺に何の用があったんだ?」
「えっ?熱っっ!!」
「大丈夫かよ」
「だっ大丈夫だ…で、昨日のことだよな?」
「あぁ」
「昨日は…その…貴様に…ゆーじろーにお願いしたいことがあったからなんだっ」
「俺に…『お願い』!?」
何の用かと思ったら、『お願いしたいことがあったから』って…
しかもあの、上から口調の梨沙が『お願い』って。
「俺に何を?」
「えっ!?そっその…///」
黙り込む、梨沙。
「梨沙?」
「わっ私の服を買ってください!!!」
「……はぁ!?」
『私の服を買ってください』!?
新手の恐喝か!?
「えっ?あっ!!!ちっ違うんだ!!!貴様に服を買ってほしいんじゃなくて、その、えっと…服を買いに行きたいんだが、一緒に来てくれないか!!」
必死にいう梨沙。
すごくテンパってる(笑)
「…ふふっ」
思わず笑ってしまった。
「わっ私、変な事でも言ったか!?」
あわててる。
「言ってないよ。ただ、必死だったのが…(笑)」
「そっそうか///」
ホッとした様子。