妖怪ツイン図
夢の中でのお見合い
突然 夢の中で
お見合いの席になった。

彼女たちとのご対面の直前、
誰かの囁きが 聴こえた。
「気をつけてね。。。。」

僕の目の前に現れた二つの顔
どちらも 超カワイクて
即OKしたいところ、、、
たしかに 顔は二つなんだけど、
首から下は ひとつ。

そう彼女たち 妖怪ツインズだったのだ。

「ああ、、、だから こんなに可愛いのに
 僕のお見合い相手なんだな、、、」
まず 頭に渦巻いたのが、
そんな悲観的被害妄想。

不思議と 驚きも恐怖もなかった。
妖怪ぐらいが 僕のお相手には
ちょうど良いかも。。。。。
そんなことも 脳裏を駆け巡った。

お見合いが終わって
去ってゆくその姿に
恋をした。

夢から覚めても
その思いは
かわらなかった。

もう一度
会いたい。
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