妖怪ツイン図
僕は 当然
ユミとミユに
勝ち残ってほしかった。

ぷりんすギドラくんたちも
たしかに魅力的なのだが、
そう毎晩 出てこられても
身体がモタナイ。

ミユのテレパシーが
届いた
「ねえ。この際 ユミには
 消えてもらおうかしら、、、。
 もうそろそろ、
 わたしだけで 良いよね。」

? それが 本当に 
ミユの声なのか、、
わからなかったが、
三人の暮らしが続くうちに
芽生えていった
ミユの独占欲が 
あばかれた時
僕の気持ちが揺れた。

京子先輩って
こんなヒトだったっけ?

そんな現実世界での思い出が
ふとかすめたのは不思議だったが、
僕の深層心理の不可思議は
このミユの一言に
喜びを禁じえなかったことだ。

「いいよ。」
僕もテレパシーで
ミユに伝えた。
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