男恐怖症克服ドキドキ大作戦!?
優しいアイツ(side 果穂)
✩優しいアイツ
「それではみなさん、さよなら!!」
「「さよなら!!」」
帰りの挨拶が終わり、みんなぞろぞろと帰っていく。
「果穂!じゃあ、頑張ってね!あたしはお先に~!!じゃね~!!」
知穂は自分のバッグを肩に教室を出て行った。
は~・・あたしも帰りたい。
一人になったあたしは、
「あれっ?桜崎くんどこ行っちゃったんだろ??」
一人つぶやいた。
「アイツ、また帰りやがったのかな??」
別に、帰ってもいいんだけど。
そして、あたしは職員室に英語教室の鍵を取りに向かった。
「おい!水野!」
「!?」
桜崎くんだった。
「何してんだ!?」
「えっ・・・あっ・・・その・・・鍵を取りに行こうと思って・・・」
「鍵なら俺が取りに行った。おまえが遅いんだもん!
早く、済ませたかったし。」
「あっ・・そっか。ゴメンナサイ。」
「早く終わらせようぜ!」
なんで、あたしにこんな優しく接してくれるんだろ??
嬉しいけどなんか変な感じ。
「なんで、そこにつったってんだよ!!」
「あっ・・・ゴメンナサイ。」
あたしは黒板を掃除することになった。
でも、あたしのこの身長じゃ、さすがに届かない。
桜崎君がやればいいのに・・・。
でも、掃き掃除よりはましか・・・。
黒板の掃除好きだし。
下の方は届くけど・・・・
「よいしょ・・。桜崎君??」
桜崎くんが上の方を消してくれた。
「水野、どうみても届かないんじゃん。」
「うっさいな・・・あたしはちびですよーっだ!」
桜崎くんに鼻で笑われた。
「笑うところじゃないし!!」
なんで、男って女子をそうやってからかうんだか・・・
「マジ、ダルいは・・・」
「もうすぐだから、頑張ろ!」
「もう、終わりでよくね!?俺、だいぶやったよ。」
「じゃあ、終りでいっか!あたし、鍵戻して帰るね。」
「待て!!」
「!?」
「送ってやるよ」
「送ってくれなくてもいいよ。」
「女って薄暗い時とか危ないって言うし。」
「あたし、家近くだから。」
「いや、送ってく。」
断りきれなかったあたしは、仕方なく送ってもらうことに。
「なんか、ゴメンネ。」
「お前があやまんなくても別によくね?俺が言ったんだし。」
「まあ、そうだけど・・・。」
空は既に暗くて、あたしの家は近いけど、夜は薄暗くて不気味な路地。
ある意味送ってもらって正解だったかも。
「送ってくれてありがとう。」
「こんな、暗いところなんじゃん。」
「うん・・・路地だからね。なんか、送ってもらって正解だったかな。ありがとう。」
「いや、別に。」
「気をつけて帰ってね。」
そして、桜崎くんは角を曲がって帰っていった。
なんか、カップルみたいだったかも。
優しいんだ。見直した。
でも、なんか信じられないんだ、男って。
「それではみなさん、さよなら!!」
「「さよなら!!」」
帰りの挨拶が終わり、みんなぞろぞろと帰っていく。
「果穂!じゃあ、頑張ってね!あたしはお先に~!!じゃね~!!」
知穂は自分のバッグを肩に教室を出て行った。
は~・・あたしも帰りたい。
一人になったあたしは、
「あれっ?桜崎くんどこ行っちゃったんだろ??」
一人つぶやいた。
「アイツ、また帰りやがったのかな??」
別に、帰ってもいいんだけど。
そして、あたしは職員室に英語教室の鍵を取りに向かった。
「おい!水野!」
「!?」
桜崎くんだった。
「何してんだ!?」
「えっ・・・あっ・・・その・・・鍵を取りに行こうと思って・・・」
「鍵なら俺が取りに行った。おまえが遅いんだもん!
早く、済ませたかったし。」
「あっ・・そっか。ゴメンナサイ。」
「早く終わらせようぜ!」
なんで、あたしにこんな優しく接してくれるんだろ??
嬉しいけどなんか変な感じ。
「なんで、そこにつったってんだよ!!」
「あっ・・・ゴメンナサイ。」
あたしは黒板を掃除することになった。
でも、あたしのこの身長じゃ、さすがに届かない。
桜崎君がやればいいのに・・・。
でも、掃き掃除よりはましか・・・。
黒板の掃除好きだし。
下の方は届くけど・・・・
「よいしょ・・。桜崎君??」
桜崎くんが上の方を消してくれた。
「水野、どうみても届かないんじゃん。」
「うっさいな・・・あたしはちびですよーっだ!」
桜崎くんに鼻で笑われた。
「笑うところじゃないし!!」
なんで、男って女子をそうやってからかうんだか・・・
「マジ、ダルいは・・・」
「もうすぐだから、頑張ろ!」
「もう、終わりでよくね!?俺、だいぶやったよ。」
「じゃあ、終りでいっか!あたし、鍵戻して帰るね。」
「待て!!」
「!?」
「送ってやるよ」
「送ってくれなくてもいいよ。」
「女って薄暗い時とか危ないって言うし。」
「あたし、家近くだから。」
「いや、送ってく。」
断りきれなかったあたしは、仕方なく送ってもらうことに。
「なんか、ゴメンネ。」
「お前があやまんなくても別によくね?俺が言ったんだし。」
「まあ、そうだけど・・・。」
空は既に暗くて、あたしの家は近いけど、夜は薄暗くて不気味な路地。
ある意味送ってもらって正解だったかも。
「送ってくれてありがとう。」
「こんな、暗いところなんじゃん。」
「うん・・・路地だからね。なんか、送ってもらって正解だったかな。ありがとう。」
「いや、別に。」
「気をつけて帰ってね。」
そして、桜崎くんは角を曲がって帰っていった。
なんか、カップルみたいだったかも。
優しいんだ。見直した。
でも、なんか信じられないんだ、男って。