悪魔のようなアナタ【完】



会社では距離を取ろうといくら思っても……。

自分も晃人も、心の奥底では昔のように戻りたいと思っているのかもしれない。


晃人の前ではどんなに取り繕っても昔の自分に戻ってしまう。

それは晃人も同じなのかもしれない。


灯里の心の中に温かい気持ちが広がっていく。

灯里は晃人に手を引かれるまま階段を登って行った……。



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