悪魔のようなアナタ【完】



玲士は呆れたような声で淡々と言う。

灯里はがっくりと肩を落とした。

どうやら入力したデータが足りてなかったらしい。


「えっと……それって……」

「今日中に直して。期限、今日までってメールで来てたでしょ? 今日中に直さないと、お前、経理部から呪われるよ?」

「……うー……」


灯里はがっくりと肩を落とし、バッグを置いた。

よりによってこんなときに……。


しかし今日中となれば仕方がない。

灯里ははーっと息をつき、悄然と席に戻った……。


< 251 / 350 >

この作品をシェア

pagetop