永遠の愛
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…楓は凄くカッコいい。顔だけじゃなく中身もカッコいいんです。もっともっと一位にしてあげたいって思う。
…楓が居なくなったら、きっと店には来ないと思う。
…存在が好きだから近くに居たいですね。
…物凄く好きな人。だから毎日でも会いたい。
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思わずバンッと電源を切って閉じてしまった。
もうこれ以上、何も見たくないし何も読みたくない。
何も知らぬままにいたあたしは今更ながらに頭を痛めた。
見るんじゃなかった。
今更ながらに、どうしてこんな事して見てんだろうって思った。
昔を知っても何の得にもなんないのに何で気になったんだろうって思った。
見てしまった限り、余計悩ませる破目になった。
カッコいいって。存在が好きって…
そんなのあたしだって分かってる。でも他人が言った事をそのまま受け止めると何だか切なくなってしまった。
けどそんな事を思ったって仕方ない。気にしない様にあたしはバタンとソファーに寝転んだ。