永遠の愛

「おーい。奏斗っ、」


誰かの叫ぶ声とともに前方から3人の男が近づいて来た。

見るからに、一条くんと同じチャライ男。


「えっ、誰!?」


近づいて来た一人の男があたしを見るなりそう声を上げる。


「あー…センセ」

「は?」

「だからセンセー」

「センセーって学校の?」

「そう」

「「マジでっ、」」


そして3人の声がハモルように響いた。



「しっかしお前、綺麗な女に目がねーな」

「お前に言われたくねぇよ…。っつーか行くぞ」


“じゃーね、美咲ちゃん”

付け加えられた一条くんの声が自棄に明るかった。


後ろを向かずにヒラヒラと手を振って行く一条くんの後をあとの3人は着いて行く。


そんな一条くんの姿を見た後、あたしは無意識の内に反対側の通路に目を向けてた。




…天野さん。
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