永遠の愛
何でこうも気になる事が次々増えるんだろう。
自分のしたい事、叶えたい事がいっきになくなると、また新しい悩みが出てくる。
頭がこんがらがって、冴えないままあたしはその日、すぐにマンションへと帰った。
「おかえり」
ガチャっと開けた途端、翔の明るい声がリビングから飛び交う。
「あ、ただいま。早く終わったんだね」
「あぁ」
そう言った翔はキッチンで湯を沸かしてた。
「何してんの?」
「ラーメン」
「ラーメン?」
「昼飯食いそびれた」
湧いたお湯をカップ麺に注ぎながら翔は苦笑いする。
「食いそびれたって、もう5時だよ」
「あぁ、夜飯か」
「そうじゃなくって、食べれないくらい時間なかったの?」
「忙しくて」
「…そうなんだ。あ、何か他つくろうか?」
「ううん。今はいいや」
翔は湯気のでるカップ麺と箸を持ち、テーブルに向かう。
そしてテーブルに置いてソファーに座った翔はリモコンを手にした。