ひまわり

そんなこと
考えている間に昼放課が
終わってしまった｡

蓮にお礼を言い､
悠斗と教室に戻った｡

｢授業始めるぞー!｣
先生が入ってきた｡
私は後ろの席の玲奈と
恋ばなをしていた｡

｢陽菜さ!先輩とは
ラブラブなかんじ?｣
部活に夢中で
恭ちゃんの事を
すっかり忘れていた｡
私の頭によぎるのは
"結婚"の２文字｡

玲奈たちには
話しても大丈夫だよね..

私は授業後に
いつもの3人に話した｡
｢結婚とか早くない?｣
玲奈がズバッと言う｡
｢でも好きな人とずっと
一緒にいたいのは分かるかも..｣
葵が玲奈の話にのっかる｡
｢でも高校生のときにもう
結婚相手が決まってるんでしょ?｣
｢うん..｡｣
玲奈の鋭い意見に
私はただ頷くだけだった｡
そこに､黙っていた
花里奈が話始めた｡

｢陽菜はどうしたいの?｣

私の気持ちが一番大切｡
花里奈ならそういうはず｡

｢高校とか､結婚相手とかは後として陽菜の気持ちが一番大切でしょ?｣
やはり花里奈は
そう言った｡

｢私は..恭ちゃんの事好きだけど｡結婚とか今は違うっていうか...｣
私がそう話すと
3人は頷いていた｡
｢あたし的.陽菜は
まだ結婚しないほうが
いいと思う｡
ほんとに先輩の事が好きなら
いいんだよ?
こんな陽菜がこれからずっと
先輩だけを愛せるとわ思えん｡｣
花里奈の話に
私は涙が出てきた｡
自分が一番
わかっていたからだ｡