君と二人で。
−私達の出会いは少し特殊で、私が通っている学校の近くで絵を描いている彼を見つけたのが始まりだった。



街のア-トイベントや、公園で絵を描く彼の姿を見る度に、私は彼に惹かれていった。


理由はよく覚えていない。

でも、彼の描く絵も、キャンバスに向かって絵筆を持つ右手も、彼の真っ直ぐな眼も、彼自身の何もかもを好きになっていて。


気づいたら、ずっと彼の近くにいて。


彼も私のことを最初は不思議そうに見てたけど、次第に自分の隣にいるのが当たり前のように接してくれて、更に今ではこのような生活に至る。



お互い一緒に過ごせてはいるが…生活は不規則だ。

< 4 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop