俺様or激甘彼氏はいかがですか?


はい―――っ!?


パチクリと瞬きをするあたしに、智也必殺のキラキラスマイル。


「聞きたいな~?」
「……(うぅ~っ!)」


いつの間にか立場は逆転。
今度はあたしがタジタジ。

自分が言うとなると、すごく恥ずかしい。
智也が声小さくなった理由、分かるかも…。


チラッと見た智也は、期待の目をあたしに向けてて。
……これは、誤魔化せない。


あたしは観念して、ギュッと目を瞑り呟いた。



「…好き、です」


……いい?聞こえた?

恐る恐る目を開けると、智也は意地悪な笑顔。


「聞こえなかった!もう一回!」


ええ~~~!!

…絶対さっきの仕返しだな?
頬を膨らませて智也を睨むけど、変わらずニコニコ笑顔。


………負けた。


……もーおいいよ。こうなったら、恥なんか捨ててやる…!!






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