俺様or激甘彼氏はいかがですか?




そして、その年のバレンタイン。
俺は梨華に告白された。



「…あたしね、その…智也がね…えっと…っ」



顔を真っ赤にして、必死に告白する姿が堪らなく愛しくて。
やっぱり、誰よりも可愛い女の子だ。


「…智也が、好きです!あたしと付き合って下さい!」


大好きな梨華。
ずっとずっと、俺も好きだった。
……これからも、きっと……。



「うん」



他に言葉が思い浮かばなかった。
いや、嬉しすぎて、頭が働かなかったんだな。




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