【続】紅一点!?~元男子校のお姫様~









「……やぁ、離してよ!!」




捕まれた腕を振り払おうと
したら


逆にそのまま引っ張られて
あたしは翼くんの腕の中に
収まった




「翼く『陽香、』」




不意に名前を呼ばれて
あたしの心臓はドキドキ
うるさく鳴り始めた




『……違うんです』


「えっ??」










『僕が好きだったのは

陽香なんだよ』








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