【続】紅一点!?~元男子校のお姫様~









お互いの唇と唇が触れそうな
くらいの距離になり


あたしは恥ずかしくなって
思わず目を瞑った





その時、










――ちゅ




瞼に何かが触れる感触がして


あたしはそっと目を開けた




「……??」


『僕なら、
乃愛を泣かせたりしないのにな』


「えっ、……////」





カノンがあたしの瞼に触れ
ながら呟くように言うから
不覚にもドキドキしてしまった









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