【続】紅一点!?~元男子校のお姫様~
その瞬間、
あたしの時間だけ止まった
ように
あたしの思考回路は停止した
え、
「えぇえぇえぇえぇえ!?////」
婚約者なんて、そんなこと
聞いたことない
第一、
あたしの両親はもういないのに
あたしが一人でパニックに
なっていると
カノンがクスクス笑い始めた
『やっぱり、乃愛は可愛いな』
「そんなことより!
さっきの話、本当なの??
……その、あたしがカノンの
婚約者だっていう話」