【続】紅一点!?~元男子校のお姫様~
『もちろん、』
あたしが恐る恐る聞くと
カノンは満面の笑みで答えた
「だって、
あたしそんなこと初めて
聞いたし
あたしのお父さんとお母さんは……」
『その事なら知ってるよ
一人で辛かったよね??』
カノンに優しく頭を撫でられて
あたしはまた泣きそうになった
『乃愛の事は前から知ってたよ、
乃愛と出逢う前から』
「どうして……??」
『まずは僕の家の事から話した方がいいね』
そして、カノンはゆっくり
口を開いた