【続】紅一点!?~元男子校のお姫様~
『さっき僕が言った事、
聞いてなかったのかい??
――乃愛の部屋とは大違い、
ってね』
『……っ!?』
まさかコイツ、
『乃愛に何かしたのか!?』
『ふふ、
それは本人にでも聞くといいよ
ただし
乃愛が話してくれたら、
だけどね』
『……てめえっ、』
俺は我を忘れて香坂の胸ぐら
に掴みかかった
『自分が追い込まれると
暴力で解決するのかい??
やっぱり、君みたいな男に
乃愛が惹かれているのは
納得できないな』
『何を……、!?』
俺の力が緩んだ瞬間に、
今度は香坂が俺の胸ぐらを
掴みながら言った
『お前に乃愛は渡さない、
乃愛は僕の物だ』