【続】紅一点!?~元男子校のお姫様~
悠弥の吐く息があたしの耳に
かかって
なんだかくすぐったい
まるでこの世界にはあたしと
悠弥だけしかいないみたいな
そんな気持ちにさえなった
『んんっ!』
「えっ??」
咳払いが聞こえた方を向くと
翼くん達がこっちを見ながら
立っていた
『イチャイチャするのは
いいけどさぁ、』
『場所くらいわきまえて
もらえますか??』
『まあ、なんつーか、
一応、修学旅行中な訳だしさ』
「『……あ。」』
なんだか急に恥ずかしくなってきて
あたしは慌てて悠弥から離れた