【続】紅一点!?~元男子校のお姫様~
あたしが首を傾げていたら
後ろから誰かに抱きつかれた
「ひゃあっ!!」
「今日からよろしくね、
乃愛ちゃん」
顔だけ後ろに向けると
イタズラっぽい笑顔を
見せる小野先生がいた
「お、の先生……??」
「ん~、
乃愛ちゃんって抱き心地
いいわねぇ
さ、行きましょうか」
「あ、ちょっと……
待ってください!!」
鈴原先生から鍵を受け取った
小野先生は鼻歌混じりに
エレベーターのボタンを
押していた