呪いの兆しは妖精と
ある朝。
いつも通りに目覚ましが鳴り、それを止めて二度寝タイムスタート。
二度寝はホントに最高だと思う。
そんなことを思っているうちに、段々と眠くなってきた。
「――きて。起きて」
どこからか女の子の声が聞こえてくる。
オレには妹がいるが、生憎こんなカワイイ声などしていない。
「――起きて……」
それと同時に髪の毛が引っ張られる感覚がした。
誰だ!オレの二度寝タイムを邪魔する奴は!