呪いの兆しは妖精と

「この世界は汚れてるわ。悪魔にとって、巣食うのに絶好の場所」

「……」

「それを刈り取るために、アナタは選ばれたの。そして、呪われたの」

「……」

何と返したらいいのか分からない。
リュカは真剣な顔でオレを見つめてくる。

オレは眉を寄せ、恐る恐るリュカに言った。

「あのー……頭大丈夫?」

「……」

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