呪いの兆しは妖精と

「ヤバいヤバい……」

焦りから、そんな言葉しか出てこない。

マジで死ぬって!!

「早く首落として!!アレに噛まれたら、アンタも同じ悪魔になっちゃうよ!!」

「ゾンビかよ!!」

武器を持っていながらも逃げ惑うオレ。
情けないかもしれないけど、そんなことを気にしてる場合じゃない。

「!!」

足がもつれ、盛大に転んでしまった。
痛みに顔を歪める。

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