呪いの兆しは妖精と

振り返ると、すぐ後ろに変な"人間"。

オレは声が出ないほどの恐怖を覚えた。

「早く立って!!」

サッとオレの目の前に現れたリュカ。
オレに背中を向け、右手を振る。

途端に周りの空気が震え、男が怯んだ。

この隙に立ち上がり、オレは鎌を構えた。
正直、人を斬るのは気が引ける。

しかし、このままだとオレが死ぬ。

覚悟を決め、オレは怯んでいる男に向かって鎌を振りかぶった。

< 31 / 37 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop