雨上がり
中学校に上がって、瑠羽に出会った

瑠羽は、こんな私を全て受け入れてくれた

最初は瑠羽のことを信用出来なかった

もしかしたら、いじめられていたことを知って、面白がって一緒に居てくれてただけかもしれない…

ただの遊びだったって、裏切られるかもしれない…

色々な不安が頭に浮かぶ
恐怖が浮かぶ


すごく気になっていた
でも、聞けなかった

私が弱いから…

たとえ、ただの友だちごっこだったとしても、離れてほしくなかった
そばに居てほしかった…

昔からいつもそう、いつもいつも私は弱い

何をされたって、反論の言葉を口にすることが出来ない

そんな私が大嫌いだった

そんな自分を変えたいと思った

いや、自分を変えようと思った





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