雨上がり
でも、予想していなかったことが起こった







「雨が…雨が止んでる」



それは、集合時間の2時間前で、瑠羽に来てもらって、髪をセットしてもらったりしていると、あっという間に時間が経ってて集合時間ギリギリだった


   

集合場所に行ってみると、蓬莱君はもう来ていた


「ごめんなさい、待たせちゃって…」


「ううん全然、まだ、集合時間の15分前だし」


ん…?


「…風邪でもひいちゃってる?顔赤いよ?」



「えっ!?いっ、いや、大丈夫だよ…ただ…


ただ、かわいいな、と思って、浴衣…」



「えっ!?」

そう聞いたとたんなんだか顔が熱くなった


何だろ、風邪かな?
でも、別にしんどいわけでもないし…



「お世辞でも嬉しい、ありがとう」


「お世辞じゃないのに…」


「…?何か言った?」


「いや…何にも、それじゃあ、行くか?」

「うん!」







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