雨上がり
「ほんと~にすごかったね!」


「ああ、そうだな」


時刻は21時


「もうそろそろ帰らなきゃだね」


「もうこんな時間か…家まで送って行くよ」



「えっ!?いいよ、駅からあんまり離れてないから、それに、降りる駅違うでしょ?」



「こんな時間に女子ひとりで帰らせる男って普通いないだろ」




「でも、花火大会に連れてきてもらって、それに、全部奢ってもらったのに、送ってもらうなんて…」


「別にそんなことぐらいいい、送ることくらい当たり前だ」


「それじゃあ、お願いします」



私たちはそんな会話をしながら帰っていった











後ろで見ている人がいるとも知らずに…
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