【短】可愛い君にキス
可愛い君にキス
「何なのよ!!」
よろよろしながら私は大量の本を運ぶ。
私、増本 花ーマスモト ハナー。
訳あって今、図書委員の仕事をやってる。
仕事って言うのはある教室から図書室まで本を運ぶって作業なんだけど....
「多すぎっ!!こんなの一人で運べないっ!!」
てか、本抱え込み過ぎて前が見えない。
本やっぱ持ちすぎたなぁ。
だが、しかし今更後悔しても仕方ないのでそのまま歩き続ける。
ドンッ
「ギャァァァァ!!!」
私の努力は粉々に砕け散る。
誰かが私にぶつかって来たのだ。
ほっ本が....
本があちらこちらに散らばっている。
これ積み上げて運ぶの大変なんだよなぁ。
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