嘘つきヴァンパイア様
(見られるのなら、もっと、よせて、あげれば良かった…)
少し後悔し、呉羽の視線から逃れるように顔をそらす。すると彼は、嬉しそうに笑う。
「レシィのやつ、そこまで気を使わせるか…出来た女だ」
「…え?」
「涼子、こっち」
涼子の手をひき、テーブルから立たせると、そのまま乱暴に身体を回転させ、身体をテーブルに押し付ける。
背後には呉羽がいて、素早く下着の隙間から手を忍ばせ、柔らかい膨らみに触れた。
「…っ」
「手、ついてろよ。今日はこのまま。そう言えば、朝もこのまま終わったから…続きだな」
「ま……って……っ」
「待たない。待てない。待つ気もない」
「…やっ」
結局、そのまま、涼子は前日同様、呉羽に抱かれてしまった。
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