嘘つきヴァンパイア様
二つの異なる人種。無論、最初は上手く手を取り合い共存した。
でも、それは長く続かなかったのです。
次第に人間は彼等との違いに嫌悪間を覚え、避けるようになり、彼等を差別し始めたのです。
そうしたことが、続いたある日、彼等は皆、シャカを筆頭に生まれ育った土地を離れ、人間とは別の場所で暮らすようになりました。
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「そして彼らは「人間」と言う種を捨て、新たに「神」と名乗り……って、涼子様?聞いてましか?」
「……え?」
レシィに突然声をかけられ涼子の身体がビクッと飛び跳ねる。
同時に手に持っていたペンが床に落ちると、彼女は無表情のまま拾い、テーブルに置いた。
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