嘘つきヴァンパイア様


「涼子様……熱いです。それにた大したことでないと思ってましね」


「そんなことないよ。話してくれて、嬉しいのは本当だよ」


「もういいでし……話すのに、勇気だしたのに……」


ボソボソと呟くレシィ。その言葉は涼子には聞こえなく聞き返せばレシィは答えなかった。



けど、嬉しいのは本当だ。レシィとまた、仲良くなれた気がして、涼子は嬉しかったのだ。



涼子も感情表現が上手いほうじゃない。だが、内心とても嬉しいはほ本当。



「あ、でもさ、レシィが冥界にきた経緯はわかったけど、どうして屋敷に住むことになったの?」


あの男に拾われたのなら、どのような敬意でだろうか。


浮かんだ質問にレシィは答える。



「それは……レシィが冥界に落とされるとき、呉羽様がお迎えに来たからでし。あの時のレシィは人間を恨み、冥界に落としたら王を恨みました。そんな時、手を差し出してくれたのは呉羽様でし」


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