2ヶ月間の幸せ
別室に着き私は適当に座った。
前の席に担任とひでが座る。
そして、最初に話し出したのは
ひでだった。
「えっとやな。
今回俺も同伴の理由先言うわ!
俺も一応生徒指導やから生田の
これからについて話し合うんは
俺もおらなあかんねんよ。嫌?
んま生田が嫌って言っても俺
おるけどやな。ハハハ
…うん本題を話す。
さっそくやけどさ、生田は今後
どうするつもりなん?」
初めて会った生徒指導の先生に
今後どうすんねやって聞かれても
何も言えんわ、いきなりすぎっ
そう思いながら、いきなりだねっと
苦笑いで言った。すると続けてひで
わまた話しだした。
「生徒指導してきて、色んな子を
見てきた。そりゃあ生田みたいに
やんちゃしてる子だって何人も
おったし、生田以上のもおった。
でもな、どんなけやんちゃしたり
した子でも最後わ必ずゆうてく
る言葉ってのがな、みーんな、
高校行かれへんのわ困る!なあ
佐藤お願いやから勉強教えてや
ってゆうてくるんや。
俺が今何言いたいか分かるか?
今の生田のままやったらそんな
言葉を言うてくる時が来ると
思うねん。でも正直、変われた
生田やったら先生らが頑張って
み?って言ったら勉強もできる
と思う。そんな言葉ゆうてくる
前に生田が自分で進んで挑戦
してくれる事を先生達は願って
る。担任の山本先生が一番にそれ
を思ってくれてるんやで。」
ひでの言葉をずっと聞いていた
私は下を向きながらだったけど
ちゃんと実感していた。今までの
思い出を思い出しながら。
ひでが担任でもないのに、
私の事を分かってくれている事が
嬉しかった。担任からよく話しを
聞いてくれてたんやなっと思い
私は1人感動していた。
ひでのこの時の印象とゆうのは、
初めて会った私でも分かるほど
優しい、生徒思いのある先生。
とゆう印象だった。
少し沈黙が続いた後から、
ひでわ少し顔つきを変えて、
「生田、分かってるんか?
ちゃんと話しを聞く時は人の
目を見るんやぞ?俺の目見ろ」