天神学園高等部の奇怪な面々22
川岸に漂ってきた二人を、翡翠とスペシャルバカが引き上げる。

少し水を飲んでいるようだが、呼吸もある。

水で冷えた体を温めてやれば、大事には至らないだろう。

「二人とも無事…よかった…」

自らも川から上がってくるレオーネ。

足元に駆け寄ってきた愛犬のエリーを抱き上げ、彼女は微かに安堵の笑みを浮かべる。

「レオーネ…貴様一体…?」

流石の翡翠も、レオーネの能力には驚きを隠しきれない。

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