政略結婚 ~全ては彼の策略~
優香が目を覚ますと、悟が上半身裸のまま隣に座り頭を撫でていた。
「……私…あれ…?」
だんだんと覚醒し、先程までの自分の痴態を思い出す。
更に今は悟の露わになった肌も目に入ってきて目のやり場に困ってしまった。
想像以上に程よく筋肉の付いた腕と胸、腹。
平日は毎日ハードな仕事をこなしているのにどうやってこの体を維持しているのか不思議だ。
あの体に抱きしめられて求めて貰えた思うとそれだけで優香の体は熱くなってくる。
「…大丈夫か?無理させて悪かった。」
優香が目を覚ましたのを確認した後、悟はシャツを着始めた。
優香も体を起こそうとすると、ずきりとお腹が痛む。
悟に触られていた時はほとんど痛みを感じなかったため驚いた。
優香の様子に悟も察したのか、優しく抱き起こされた後、脱がせた服を再び着せてくれる。
その間も何度かキスをされ、優香もそれを自然に受け入れるようになっていた。