政略結婚 ~全ては彼の策略~
優香は相変わらず震えたまま、首まで真っ赤にしている。
「……一緒に入らないといけませんか?」
ようやく優香が言葉を伝えるが、「そうだよ。まずはお互いの事を知っていかないと。」と悟の手は止まらない。
優香はあわあわとしている間にプチプチとボタンは外されブラウスの袖も腕から外された。
真っ白な肌が晒され、レースのついた白いキャミソール1枚になる。
「悟さん……自分で、できますから、…」
「そう?でも俺が手伝った方が早いし。」
キャミソール姿になったため、肌寒いが、体は熱を持っている。
自分で出来ると言いながらも、優香は指が震えてスカートを自分ではまともに脱ぐことも出来ずにいると、ブラウスを畳み終えた悟が優香にキスをした。
剥き出しの二の腕を柔らかくさするように撫でられ塞がれた唇から優香の甘い吐息が漏れる。
スルッとキャミソールの中に手を入れられ下着のホックが外されると、唇が離れる。
名残惜しいかのように、数回軽くキスを繰り返された後には優香の表情も蕩けてきていた。
悟は自分が裸になると、優香の残りの服も剥ぎ取り浴室へ入る。