政略結婚 ~全ては彼の策略~
貴方のものになりたい

***

深夜、ベッドに沈んだままの状態で優香はぐったりと目を閉じる。

今は4月末で、まだ夜は涼しい季節だが暑くてじんわりと汗をかいていた。

体のどこかを動かす事すら億劫(おっくう)で頭もぼんやりしており考える事を放棄してしまっている。

動かなくなってしまった優香を悟は軽く抱えて後ろから抱きしめるような体勢に変えた。

そのまま優香の首に顔をうずくめるように悟のキスが再び始まる。

腕枕をしているはずの手は優香を抱きしめながら胸を優しく包みながら揉み続けていた。


…今日もまだ終わらない………。
苦しい、苦しい……。
早く楽にして欲しい……。


優香はそんな事を思いながらも言葉には出来ず、悟の好きなようにされている。

もう片方の手は優香の中心へ伸びていき、ナカへ指が差し込まれた。


"何か"が足りない感覚に優香はおかしくなりそうだった。

圧迫感は感じない。
優香の太ももは濡れてお尻まで湿っており、ぬるぬるした感覚にももう恥ずかしさはない。

「……悟、さ…ん。……も……う、」


——もう、終わりにしてください。


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