政略結婚 ~全ては彼の策略~
優香の太腿を持ち上げ悟は自分のモノを挟むと動き始める。
太腿を何か熱くて硬いモノが往復して擦り付けられている感覚にようやく優香の意識が戻ってきた。
「……ん……?……悟さん……」
「………はぁ、……優香、」
その表情があまりに色っぽく艶があったため、優香はドキリとする。
そしてようやく自分の太腿を往復しているものが何か察し、ぶわっと体中が赤く染まった。
「………っ!」
初めて触れ合った想像していた以上に質量のあるモノに優香は恐怖心を抱きながらも、期待もしてしまう。
「……悟さんも、……気持ちいいですか?」
「…はぁ、……すげー良いよ。」
悟のいつもの優しいものとは違った荒い口調に、まるで違う人のようでドキドキした鼓動が収まらない。
「………嬉しい…。」
自分だけでなく、彼も気持ちいいと思ってくれている。
そう思うだけで、優香はこれ以上無いほど満たされた気持ちになった。
「………あぁ、くそっ、…」
悟が汗で湿った前髪をかき上げる。
優香を見つめる瞳はギラギラしており、何かを耐えるように苦しそうでもあった。
「…悟さん、もっと、…もっと私で気持ち良くなって……」
「………っ、!」
悟が苦しそうにぎゅっと瞳を閉じた後、優香の腹から胸にかけて熱い体液がかかる。
これは、最後まで出来たということなのだろうか…?
優香はようやく悟が自分にも満足して貰えたのだと感じ幸せで瞳に涙が浮かんだ。