今でも君を探してる。
私達の席は…私が1番後ろで雅也が前から4番目。そして綾子が1番前だ。
雅也とは微妙に近いが綾子とは前後で離れてしまった。
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―――――――…
それからどれぐらいたっただろう。
先生は未だにまだ話しをしている。
私は(寝ようかな…)と思い顔を机に伏せようとしたら…私の近くの女子達が雅也を指差しながらヒソヒソ声で「キャー♪」とか「ヤバぁぁ~い♪」などと言って話していた。
(なんだろう…?)と思ったが、別に聞きたい訳でもなかった。だけど嫌でも聞こえてしまった。
その子達が雅也の事を「カッコいい!」、「あたしあの人ねらう~♪」と言ってた事が…。
(………………。)
こういう時…普通の女の子なら嫉妬や辛いと思うんだろうけど…雅也があれだけ私にベタ惚れだとそういった事も安心して受け流せる。
それぐらい
私は雅也を信じているんだ。