今でも君を探してる。
雅也に近付こうとしても…雅也ファン達が雅也を囲んでるから近付けないし……話し掛けても周りの歓声で私の声は消える。
ここ数日、雅也と全然話せてない。
雅也はどう思っているんだろう。
いつもいつも男女問わず笑顔の雅也に私は少し苛立っていた。
雅也は性格がいいしカッコいいからそれは、しょうがない…私は自分にそう言い聞かせた。
「ちょっと~大丈夫?」
いきなり綾子が言って来た。
私は最近、綾子と2人きりでいることが多い。
雅也はあぁだから…
「大丈夫だよ!何?いきなり~」
私はあえて明るく言った。